2015年1月26日月曜日

2015.01.26 防食塗装工事が完了しました。

防食塗装工事
 
下水道施設内では、下水中に含まれる硫黄含有化合物が、
バクテリアの作用によって硫化水素となり、さらに硫酸が生成され、
この硫酸によってコンクリートが腐食されると考えられています。
コンクリートを硫酸などの腐食物質に耐え、コンクリート躯体を
保護するための塗装を防食塗装といいます。
 
当現場では、硫酸によるコンクリート腐食が発生しやすい箇所のみ
防食塗装を実施しました。
 
<防食塗装材料の搬入>
 
 
<コンクリート含水率の測定>
 
コンクリート中の水分により塗装が膨れたり、剥がれたりしないよう、
水分計により含水率を測定し5%未満であることを確認します。
 
<接着剤の塗布>

<コンクリート面の調整>

パテを塗布し、コンクリート表面を平滑に均一な面とします。
 
<防食被覆層の施工>

 補強材を貼り付けます。
 
上塗り塗布状況




防食塗装完了
 
<完了立会検査>
接着されているか試験を実施しました。

ピンホール試験器具(ほうきのような器具)に7500Vの電圧をかけ、
塗装面を撫でます。塗装面に小さな孔があると、コンクリートとの間に
放電が起こり電流が流れます。この放電現象の電流の変化を検出器で捕らえ
塗装の穴の有無を探知します。

使用材料の量を確認していただきました。
 
接着試験で剥がした部分で塗装の厚みを確認します。
設計厚さ1mmに対して実測1.2mmあり、合格! 
 
 
 


 
 
 

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